時計の科学(週一冊BLUEBACKS企画)

人生は時間である。時間を知ることは、即ち人生を知ることである。という格言らしきものを書いてみた。初めて時間の存在に気づいた人は偉大だ。なんせ、存在も何も無いものを、一種の想像力でひねり出したものなのだから。

その想像が、時計の針として具現化したというのはロマンがあるのではないでしょうか。

 

今週の 『時計の科学」 著 織田一郎 氏 という本だが、時計の歴史を始まりから最先端まで詳細に説明がある。

時計は最初は太陽が規則的に周回することに着目して作られたが、今では水晶の振動数を用いたクオーツ時計にとって変わった。このことは時間を物理学的・天文学的な自然から解放し、人工的なものになったと言っても過言では無い。

 

今後は、1分が10秒なのど10 進数の表記に変わるかもしれない。そもそも、なぜ1秒が60秒であるかというと(そう定義されているのかというと)、天体の動きと時間が連動していたため、一周(360°)と相性をよくするためだ。

 

時間とは虚構であるのだから、いかようにも変わるなのだろうか?