時計の科学(週一冊BLUEBACKS企画)

人生は時間である。時間を知ることは、即ち人生を知ることである。という格言らしきものを書いてみた。初めて時間の存在に気づいた人は偉大だ。なんせ、存在も何も無いものを、一種の想像力でひねり出したものなのだから。

その想像が、時計の針として具現化したというのはロマンがあるのではないでしょうか。

 

今週の 『時計の科学」 著 織田一郎 氏 という本だが、時計の歴史を始まりから最先端まで詳細に説明がある。

時計は最初は太陽が規則的に周回することに着目して作られたが、今では水晶の振動数を用いたクオーツ時計にとって変わった。このことは時間を物理学的・天文学的な自然から解放し、人工的なものになったと言っても過言では無い。

 

今後は、1分が10秒なのど10 進数の表記に変わるかもしれない。そもそも、なぜ1秒が60秒であるかというと(そう定義されているのかというと)、天体の動きと時間が連動していたため、一周(360°)と相性をよくするためだ。

 

時間とは虚構であるのだから、いかようにも変わるなのだろうか?

 

理科系の作文技術 木下是雄 著

 

この本は卒論、修論など、多くの理系大学生が直面する作文技術についての指南書である。そして、名著だ。

もちろん、論文執筆などに重宝することは間違いないのだが、もっと広い意味で

`書くことについて’の心構えを養うという面でも勉強になった。

 

例えば、

 

『研究論文にせよ、論説にせよ、あるいは随筆の類にせよ、

私は、筆をとる前に数十日、時として数年、時として数日、の間主題を温めるのを常とする。』  や

 

『〈考えている〉時に念頭に浮かぶもの、こと、項目をなんでも、そのまま無秩序に、私は手帳に書き込む。』

 

といのは、ブログや発想法などについての記述が参考なる。他にも

 

『序論について

(a) 読者が本論を読むべきかどうか否かを敏速・的確に判断するための材料を示し

(b) また本論にかかる前に必要な予備知識を読者に提供する

 

1. 本文の主題となる問題は何か

2. その問題はなぜーどんな動機によってー取り上げたのか

3. その問題がなぜ重要なのか

4. 問題の背景はどんなものなのか

5. どんな手段によってその問題を攻めようとするのか』

 

という記述には、何を自分は言いたいのかを明確にしなければ、

読む側が苦しむということをしっかり再確認することができた。

 

 

 

 

 

The Cell の通読

The Cell とはバイオ系の学部なら一度ならず、それこそ細胞に個数回(60兆回)聞いたことがあるだろう。この本は数約1600ページの大型本だ。

僕は、学部4年生の時に購入したが、一年の時に購入すればよかったと後悔している。

 

名著とは肌身離さず側置くだけでも、凛々しくなれる気がする。勿論値段が2万円以上であるため、本を取ろうと考えるからである。

 

ところで、The Cell  という教科書名の由来だが、The Beatles からだとは知らなかった。実際に教科書の裏側の作者の集合写真は ビートルズの青盤を意識している。

 

研究者って素晴らしい。

人工光合成 

人工光合成 とは何であるか。まず光合成については

太陽光を用いて、水と大気中の二酸化炭素から、酸素とデンプンを作り出す事だ。

もし、仮に植物の葉緑体で行われる光合成反応を 人類の叡智により真似ることができたらどうなるだろうか、それは、クリーンなエネルギーを獲得できるということだ。

 

では、クリーンエレルギーとは何なのか。例えば太陽光発電を考えてみるとわかりやすいが、このシステムのキモはどれだけ太陽光を集められるかにかかっている。

残念ながら今の技術ではこの吸収効率は高くない

 

しかしながら、植物はこの捕光効率が100%に近い。技術を自然から学んだ例は枚挙にいとまがない。防水性の技術や(カタツムリの甲羅から)、マジックテープ(オナモミ)などがその例である。

 

このように、植物の光合成のシステムを学ぶ事によりそれを模倣しさらには越えて行くことができれば人類に多大な恩恵をもたらす。

この光合成には明反応、暗反応があるのだがそれぞれ興味深い仕組みがある

 

明反応については、光を吸収する仕組み、水を分解する仕組み(水分解反応)ともいう

暗反応については 炭素同化する仕組み  などだ

 

それらを今後おいおい書いていきたい。

 

 

1テーマ 1000本の文章(生物関連)を書いたら 文章力が上がるのか?

文章力を上げたいと ふと思った

 

まずは自己紹介として、今理学部生物科の学部生のジャック である。

今後、卒論などを書くにあたり、自分の国語力、作文力をどの様に上達していこか考えた。本などを参考にして見ると 作文力上達の為にはどうやら、一つのテーマ当たりに1000本分の文章を書けば目に見えて上達するという記述を読んだ。

 

即ち、自分が大学を卒業するまでに生物学科に恥じぬ様に生物(狭義には分子生物学、広義には生きとし生けるもの?)について、書いていきたいと思う。

 

何か、文章力に関して、記事の記載内容(極力、興味が惹かれるものを提供できたら良いと思う)について手厳し意見や感想、叱咤激励などがあれば、書き込んで欲しい所存である。

 

追伸

ですます調 を統一しようとしたら、何か文豪っぽい雰囲気の偉そうな文章になってしまいました。もう少し、マイルドな文章を心がけます。

 

今後もよろしくお願いします。